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北東アジア非核兵器地帯構想

 北東アジア非核兵器地帯とは、日本と韓国と北朝鮮の3か国を「非核兵器地帯」にしようとするものです。条約として成立するためには、3か国に核兵器がないこと、核保有国(中国、ロシア、米国)が3か国に核攻撃をしないと約束することが必要になります。
 このほか、核兵器を禁止する地域の範囲や、核兵器を持っている中国、ロシア、米国との関係によって数種類の非核兵器地帯案が出されています。
 日本では、1971年(昭和46年)に「非核三原則」の国会決議が行なわれ、また、韓国と北朝鮮による、「朝鮮半島非核化共同宣言」が、1992年(平成4年)に発効するなど、それぞれの国が非核化を表明しています。
 しかし、2006年(平成18年)10月、北朝鮮が核実験を実施し、北東アジアの平和と安全が大きく脅かされました。2003年(平成15年)から始 まった「6か国協議」(日本、米国、中国、韓国、ロシア及び北朝鮮)では、それらの問題解決に向けての交渉が進められています。

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