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核兵器のない世界


C-4 現代の核兵器

 長崎への原爆投下から半世紀の間に、核弾頭を運ぶミサイルの命中精度は著しく改良され、核弾頭の威力も一方では巨大化しつつ、他方では戦場での実際の使いやすさを考えて小型化されていった。核大国間の関係の変化に応じて、核兵器の数は減らされつつあるものの、世界にはまだ、何万という核弾頭が残されている。「平和の維持に核兵器は必要だ」という核保有国の主張、核兵器を解体するための費用、核軍需産業の平和的転換の問題など、なお解決すべき問題が残されている。