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原子爆弾とは

原子爆弾の特徴

 原爆は従来の火薬による爆弾とは違った特徴をもっている。

 その第一は原爆は従来の最も強力な爆弾に較べても何千倍、何万倍という桁違いに強力な爆発力を持っていることである。一時に発生する強大なエネルギーにより、非常に高い温度が出現し、広範囲に熱線を放出し、火災や人体に火傷をおこさせる。また、空気は異常な高圧となり、これが急速に膨張するため、特にその前面が衝撃波となり、その強い爆風が大きな破壊力を発揮する。

 第2の特徴は、火薬による爆弾と異なり、爆発と同時に透過力の強い放射線(ガンマ線や中性子線)を放出すること、また中性子線によって爆心地付近の大地が一面に放射性物質と化したり、いわゆる“死の灰”と呼ばれる核分裂生成物により、広い範囲にわたって、長期間放射線の被曝にさらされることになる。

長崎・広島の原爆

 長崎・広島の原爆の原理は、長崎ではプルトニウム239(239Pu)、広島ではウラン235(235U)に、中性子を衝突させると、それぞれの原子核が2個の原子核に分裂し、その際平均2.5個の中性子が飛び出すと共に、高いエネルギーが発生するという現象を利用したものである。

 こうして飛び出した中性子が別のプルトニウム239またはウラン235に衝突するとそれが核分裂をおこし、また平均2.5個の中性子を放出する。

 この反応がネズミ算式に拡大し、いわゆる核分裂反応をひきおこす。