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アメリカ合衆国臨界前核実験への抗議
抗議文
2002.06.08
アメリカ合衆国大統領
ジョージ・W・ブッシュ 閣下
長崎市長 伊藤一長
本日、貴国がネバダ核実験場において、臨界前核実験を実施したとの情報に接しました。私どもの再三にわたる中止要請と実験への抗議にも関わらず、貴国が臨界前核実験を強行したことに対し、被爆都市長崎の市民を代表して、ここに厳重に抗議します。
臨界前核実験によって核兵器を保有し続けようとする貴国の姿勢は、CTBT(包括的核実験禁止条約)の精神に反するのみならず、その発効を危うくするものであり、国際社会への冒とくであります。
去る5月24日、貴国がロシアとともに戦略攻撃兵器削減条約を締結したものの、その実態は、大幅削減には程遠く、私たちは落胆の思いを強くしています。
また、包括的核実験禁止条約の死文化表明、CTBTの批准拒否、そして1989年以来中止していたプルトニウムピットの製造再開も行なおうとするなど、貴国の一連の動きは、将来にわたり核抑止政策を堅持しようとする意思を明確に表しています。
その一環として、核爆発実験の再開に備えるためとも思われるこのたびの臨界前核実験は、断じて容認できません。
昨年9月11日の貴国における同時多発テロ以降、アフガニスタンや中東、さらにはインドとパキスタンによる紛争や軍事的緊張が続く中、核兵器使用の危険さえ憂慮されています。今こそ、世界の人々は、核戦争の防止と多国間の相互信頼に基づく真の平和を求めています。
貴国は、核兵器の保有と開発につながるあらゆる核実験を中止し、一日も早い包括的核実験禁止条約の発効を実現するため、世界の超大国にふさわしく誠意をもって努力されるよう、ここに強く要請します。
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