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アメリカ合衆国臨界前核実験への抗議
抗議文
2002.09.27
アメリカ合衆国大統領
ジョージ・W・ブッシュ 閣下
長崎市長 伊藤一長
本日、貴国がネバダ核実験場において、19回目の臨界前核実験を実施したとの情報に接しました。被爆都市長崎からの、再三にわたる中止要請と抗議を無視し、貴国が臨界前核実験を強行したことに対し、被爆都市長崎の市民を代表してここに厳重に抗議します。
昨年9月11日の同時多発テロ事件以来、アフガニスタンをはじめインドとパキスタン、中東において、軍事衝突や対立が連鎖的に発生し、国際社会は、一日も早い平和と安定を待ち望んでいたところであります。
しかるに、貴国は今月20日に発表した政策文書「米国の国家安全保障戦略」で、大量破壊兵器を持つ国への先制攻撃を正当化し、軍事力や経済力を駆使して唯一の超大国という立場を堅持してゆく決意を表明しました。
おりしも、今年9月14日、包括的核実験禁止条約(CTBT)を批准した18か国が、同条約への未署名、未批准の発効要件国に対し、速やかな署名と批准を要請し、また、核保有国に対し、核実験の一時停止の継続を要請する等の共同声明を出したばかりであります。このような、国際社会の核実験禁止と核兵器廃絶への取組みを、貴国の行為は踏みにじるものであり、正に独断的な姿勢を、私たちは断じて容認できません。
また、国際社会の批判にもかかわらず、頻繁に臨界前核実験を繰り返すことは、核兵器の開発と実戦での使用に繋がりかねない危険な行為であり、威嚇そのものと言わざるを得ません。
貴国は、直ちに核兵器の保有と開発につながるあらゆる核実験を中止し、一日も早い包括的核実験禁止条約(CTBT)の発効に努力するとともに、核兵器の廃絶に向けて指導的役割を果たされるよう強く求めます。
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