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長崎市立永井記念館 |
昭和25(1950)年5月、病床の博士を見舞いに訪れたブラジル在留邦人の宮崎隆栄氏が『うちらの本箱』の様子を見て、博士に図書館建設について話したところ、同年12月、宮崎氏の実弟に博士が「子ども図書館」建築構想を語り、昭和26(1951)年から27(1952)年にかけて、ブラジル在留邦人471名の方からの寄付金¥1,747,188が送金されました。
その寄付金と市費(約40万円)を併せ、昭和27(1952)年12月「長崎市立永井図書館」が完成、昭和44(1969)年には「長崎市立永井記念館」と改称し、博士の遺品や写真等もあわせて展示するようになりました。
また、昭和45(1970)年には、博士が幼少期を過ごした島根県・三刀屋町(みとやちょう)
にも「永井隆記念館」が開館、同年10月20日には両館の間で姉妹館締結がなされました。
長崎市立永井記念館は平成11(1999)年に全面改築を行い、、翌12(2000)年4月、「長崎市永井隆記念館」と改称して開館、博士の精神を広く内外に伝えています。 |