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子どもたちの戦争 |
世界じゅうのあまりにも多くの場所で、子どもたちは自らはまったく責任のない戦争のために、その人生をだいなしにされ、つらい日々を送っている。(中略)マリア・オーセイミは、戦争によってもっとも疲弊した4つの国、レバノン、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モザンビーク、エルサルバドルへわたり、砲火の中で暮らす子どもたちにインタビューをした。現実を容赦なくとらえた写真と、直接子どもたちからきいた忘れがたい彼らの体験を通して、オーセイミは、戦争がいかに子どもたちの肉体と精神を破壊するかを生々しく描きだした。しかし、なによりも衝撃的なのは・・・・・・。彼女がいままでに取材した数多くの戦争の中で最悪なのが、アメリカの首都で行われている「宣戦布告なしの戦争」だという点にあるだろう。ワシントンDCをはじめとしてアメリカじゅうの路上で日々くりかえされているこの戦争は、若い命をずたずたにし、「戦争の悪夢」がわたしたちの間近にせまっていることを教えてくれる。本書は、たとえそれが悪夢のようであっても、なんとか生き延びて、もう1度世界と向き合おうとする子どもたちの人生を垣間みせてくれる。―(原書のカバーより) |
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