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富を考える 「おじいさんのダイヤモンド」 |
ずっと昔に遠い場所で掘り出されたダイヤモンドが、多くの人の手を経て、オランダの宝石店に並びました。そのダイヤモンドを買ったのが、ユダヤ人のおじいさんでした。第二次世界大戦中、多くのユダヤ人が強制収容所に入れられ、二度と帰ってきませんでした。でも、なかには屋根裏部屋に隠れて助かった人たちもいたのです。戦争中、ドイツやオランダの経済はメチャメチャになり、お札は、まるで紙くずのように価値のないものになりました。でも、ダイヤモンドはそうではなかったのです。持ち主の運命に関係なく、ダイヤモンドは輝いています。 |
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